Photo Gallery

ベッドシーツ

ベッドのシーツ交換などに関しては看護師の仕事ですが、チーム医療である以上、ベッド環境の一部として理学療法士が介入すべき点でもあります。

シーツの張り方に関しては、特に「褥瘡リスクの高い患者さんの場合、ピンと張ってはいけない」と言われています。

ベッドメイキングを行う際に、シーツがピンとなっている方が綺麗に見えるし、ホテルに宿泊する際もシーツはピンと張ってあるのが普通なので、なんとなくシーツをピンと張ってしまいそうになりがちです。

しかし、体圧分散寝具(マットレス)を使用する場合、シーツをピンと張ってしまうと下図のように、沈む距離が浅く、接触面積が狭くなり、骨突出部の圧力が増加する事が分かっています。これでは、せっかくの体圧分散のマットレスの機能が生かされていません。

シーツの張り方と褥瘡のリスク

こういった、シーツをピンと張りすぎる事で体圧分散の機能が損なわれてしまう事を「ハンモック現象」と言います。

こういった「ハンモック現象」を起こさないようにするために、シーツを敷く際は緩めに敷きます。具体的には、エアマットレスのエアセルの形状が見える程度、またはシーツを敷いた上からマットレスの中央部を握りこぶしで押さえ、マットレスの中央に向かってしわが寄るのを目安とします。

ただ、ゆるければいいと言うわけではありません。しわだらけのシーツでは逆に褥瘡のリスクを高めてしまう可能性もあるので、シーツの状態は適度な緩さが重要となってきます。

(川西 千恵美:今はこうする!看護ケア:照林社:2014)


※関連記事
関連:脳卒中後の前頭葉の病巣の方の場合のケア
関連:視床が病巣の場合の方のケア

WHAT'S NEW?