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脳 画像

皆さんは脳の機能と構造について、ちゃんとした説明ができますか?

今回は、短時間で重要なポイントが分かるニューロリハで非常に有名な、畿央大学のニューロリハビリテーション研究センターが公開している無料の動画を紹介します。

毎年、畿央大学で開催される「ニューロリハビリテーションセミナー」は超人気で、募集開始から10~15分程で定員となってしまい、なかなか受講できないのが現実です。セミナーが受けれない方でもニューロリハの概要に触れる事ができ、分かりやすい解説で非常に見やすくなっています。

○第1回:「前頭葉」


○第2回:「運動関連領域」


○第3回:「頭頂葉」


○第4回:「後頭葉・側頭葉」


○第5回:「小脳」


○第6回:「大脳基底核」


○第7回:「大脳辺縁系」


○第8回:「島皮質」


○第9回:「視床・視床下部」


森岡周先生を筆頭に、精鋭の先生方が解説されています。必見です。

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今回は、一風変わった記事をアップしてみる事にしました。

我々、リハビリテーション職は長期入院されている患者さんに対する治療のみを普段は考えていますが、逆に患者さんの立場になって、知人がお見舞いに来た時にどんなものを差し入れに持ってこられたら嬉しいのかを今回、考える事にしました。

自分がお見舞いに行く時は、何を持っていったらいいのか悩みますよね・・・

実際に患者さんに聞いてみて、「これが良かった!」という物や、ネット上で評判のいいものを独断でピックアップしました。

入院

◎花

定番中の定番ですよね!実際に持って来られる方も多く、女性は特に喜ばれますが、お花にする場合は注意する点がいくつかあります。

そもそも病院側が、お花を持ってくる事自体を禁止している場合があります。(生花の場合、感染やアレルギーのため)

この場合、プリザーブドフラワーは大丈夫な場合がありますので、病院側に確認する必要があります。

中でもNGなお花は以下の通りです。

①百合など匂いがキツイ花
②菊・小菊
(告別式を連想させるので、縁起が悪い)
③シクラメン
(語呂が「死」+「苦」なので、縁起が悪い)
④椿
(花の落ち方が首から落ちるので、縁起が悪い)
⑤バラなどの赤い花
(真っ赤な色が血を連想させるので、縁起が悪い)
⑥鉢植え
(「根がつく」が「寝付く」と同じ発音のため、縁起が悪い)
⑦花瓶の必要な花
(花瓶の必要な花束は、細菌の繁殖がしやすく、花瓶自体が割れやすく危ないため)

(出典:知らないと恥をかく!入院時の「お見舞い品」選びの新常識



匂いの強い物などは、他の人に迷惑がかかる事もあるので気をつけなければいけません。

また、花を贈る際はメッセージカード写真を一緒に添えると、喜ばれるものと思います。



◎現金・商品券

もらったら普通に有難いですよね。

現金を入れるための「のし袋」の選び方にも注意していかなければいけません。風習は地域によって異なる場合がありますので、確認して「のし袋」の種類を選びましょう。

また、お見舞い金を包む場合、4・6・9の数字は避けた方が良いです。(4は「死」、9は「苦」)

テレビカードなんか貰うと嬉しいなんて聞く事もあります。テレビも有料ですし、テレビカードって油断すると残量がすぐ無くなりますからね・・・

入院中は買いに行くことは難しいかもしれませんが、図書券なんかも喜ばれるそうです。

◎食べ物

嬉しい・嬉しくないは別として、お見舞いの品で持ってこられる物では、かなり頻度が高いと思います。

代表的な物として、フルーツやお菓子などがありますが、気をつけなければいけない点があります。

そもそも食事制限があり、アレルギーなどがある場合は、食べてはいけない場合があります。相手の状況を考えて、どのような物なら食べてよいのか事前に確認しておく必要があります。必ず、渡す前に病棟の担当看護師に確認しましょう。

また、渡す物はその人が食べきれる量と、日持ちのするものを選ぶべきです。

食べきれず、処分に困ったなんて聞く事は良くあります。

食事制限が無い場合、ふりかけ佃煮のようなご飯のお供が喜ばれるそうです。ただ、消化の悪い物や、食べるのに手間のかかるものは避けた方が良いでしょう。

◎本・雑誌

比較的年齢の若い患者さんのベッドサイドには、本や雑誌が散らばっている事が多いですね。

やはり、長い入院生活の退屈しのぎにはこれが一番嬉しいのでしょうか?

本・雑誌と言っても色んな種類のものがありますし、人によって好みもばらばらです。その人の好みの物をまずは知らなければなりません。

・マンガ
・小説
・クロスワードパズル、ロジック、ナンプレ
・旅行誌
・絵本
・写真集

ただ、本の内容も自己啓発本だったり、手術や治療の内容が書いてある堅苦しく、暗い要素の本よりかは、気分転換のできる明るい印象の本が良いとされています。

また、ずーっと読んでいると目も疲れますし、肩も凝るので、読んでいて疲れない本(絵本や写真集のようなもの)が意外と良かったりします。

あんまりたくさん本を持っていくと、退院する際に持って帰るのが大変になりますので数冊程度がベストでしょう。

      

◎飲み物

これは地味に嬉しいそうです。飲み物もミネラルウォーターお茶が良いかと思われますが、自販機や売店までわざわざ行って買う手間が省けます。

中でもハーブティーなどはリラックス効果もあり、女性にも喜ばれるそうです。

一般的に、炭酸飲料などの刺激物は避けた方が良いと言われています。



◎めぐりズム

これは面白いですね!貰って嬉しいという人がかなり多いようです。

入院時は家での生活と違って、緊張感もありますし、大部屋だと他の人の物音とかも気になってしまうので、なかなか安眠ができません。

夜はしっかり睡眠をとって、次の日のリハビリをしっかり頑張るといういい循環ができるといいですね。

   


◎タオル

これは確かに使えます!入浴ではバスタオルを使う上、手洗いや歯磨きなどで拭く際にはタオルが必要になりますし、リハビリの時に汗をふくのもタオルがあると便利です。

お見舞いの品として贈る際には、普通のタオルよりも上品でふわふわな肌触りのタオルが喜ばれます。

肌触りの良さで痛みの程度が軽減したり、気分もリラックスなんて事もあり得ますね。

なかなか一般の方は、普段は贅沢タオルは買う機会がないと思われますので、こういった時に貰うとすごく嬉しい様です。毎日使いますしね!

   

◎冷え防止用品

冬場の時期は特に病院内は空調はきいていますが、寒い事が多く、女性には非常に有難い贈り物だと思われます。

・肩に羽織るケープ
・室内用マフラー
・おやすみ靴下

肌に合ったものを選ぶのであれば、オーガニックの物ですが、値段もするので注意します。

   

◎大人の塗り絵

塗り絵と聞いて、「なんだそんな子供がするようなもの・・・」と思われる方もおられるかもしれませんが、意外と作業に没頭できて、心身ともに安らぐ感覚があるものです。リハビリテーションにおいても塗り絵をすることがありますが、結構いいです。

認知症の方だけでなく、一般の方でも楽しく時間を過ごせるツールです。病室でもデイルームでも空き時間にできますし、オススメです。

   

◎日用品類

すでに持ってますというケースがあると思いますが、消耗品の場合は、入院中以外でも使えるため貰っても損は無いという点はあります。

・ポケットティシュ、ウエットティシュなど
・S字フック
・置き時計
・小物入れ

   

我々が患者さんに贈る物と言ったら、自主訓練のメニューくらいな物ですが、こういった事も理解できるといいですね。

ただ、そもそもお見舞いの品を持ちこむ事自体がNGの病院もありますので注意してください。
臨床の現場において、発熱の症状を呈する患者さんは良く見かけます。セラピストはそういった症状を前にどういった事を考え、どういった対処を考えていかなければならないのでょうか?

熱 画像

発熱は頻繁に生じる合併症ですが、原因として多いものは感染症です。

実際はかぜ(急性上気道炎)などのような自然に軽快するものが多いですが、一部には敗血症髄膜炎などのように対応が遅れると致死的なものもありますので、気をつけていかなければいけません。

以下に「頻度が高いもの」、「緊急性があるもの」、「その他の原因のもの」を記しています。

発熱のリスク管理 ブログ用

発熱後、リハビリテーションを行うかどうかは、虚弱高齢者の場合、脱水や衰弱によって二次的な問題を生じる事があるため、バイタルサインに留意しながら進めていく必要があります。

重篤な疾患でない場合にリハビリテーションを実施するかは、発熱の程度バイタルサイン重症感に応じて判断します。

「リハ安全ガイドライン」では、安静時体温が38.0℃以上では積極的なリハを行わないようにしています。

以下に疾患の概要を記します。

●敗血症

敗血症は全身性の細菌感染により、全身状態の悪化を生じます。敗血症が重篤化してしまうと、肺・肝臓・腎臓などのさまざまな臓器が機能不全を起こしてしまい、予備能力の低い高齢者は死に至る事があります。

敗血症のリスクが高い方は、高齢者、がん患者、免疫不全症例、カテーテル留置症例で発生が多くなります。こういった患者さんでは注意して評価していかなければいけません。

・敗血症を疑わせる所見
1)高熱:38℃以上、低体温:36℃以下
2)頻脈:90回/分以上
3)頻呼吸:20回/分以上
4)白血球数:12000/μl以上、または4000/μl
5)尿量減少
6)意識障害、せん妄
※これらが複数みられた場合は敗血症の可能性があります。

●髄膜炎・髄膜脳炎

髄膜や髄腔に細菌やウィルスが感染して炎症を起こしている状態です。こういった状態が重篤化すると後遺症が残ったり、死に至る事もあります。

症状としては発熱以外に、頭痛、嘔吐、髄膜刺激症状、意識障害などを生じます。

髄膜刺激症状では項部硬直が生じやすくなり、評価も可能です。

●肺炎

肺炎が重症化し死に至るケースは、高齢者を中心に見られる事が多いです。

肺炎の症状としては、発熱、痰、呼吸困難があり、臨床所見としてはSpO2低下、肺雑音などが挙げられます。

●尿路感染

臨床の現場において、尿路感染による発熱は非常に多く見られます。リハ対象となる高齢者や脊髄障害の患者さんに多いです。

尿路感染の原因の一つとして、バルーンカテーテルからの逆行性感染が多く見られます。バルーンカテーテルはこれらの感染以外にも膀胱結石や尿路潰瘍の原因となるため、早期の抜去が必要です。

●手術部位の感染

手術部位に感染を生じる事があります。手術部位の自発痛、圧痛、熱感、腫脹には注意が必要です。痛みや炎症所見が時間の経過に伴い、軽減するどころか増悪する場合は感染を疑います。

整形外科の手術後など、体内にプレートや髄内釘などの内固定材料がある場合は、難治化する場合があります。

(亀田メディカルセンターリハビリテーション:リハビリテーションリスク管理ハンドブック 改訂第二版:メジカルビュー社:2012)


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現場において、ストレッチを実施される方は多いと思います。

しかし、実際にはただ漫然とストレッチを行っていませんか?とりあえず、患者さんをプラットホームに横にならせて、何も考えずにストレッチされている方はいませんか?

何のためにストレッチを行っているのですか?

理学療法士は、必ず施行する際には適応を考え、何に対して行うべきなのかを考えなければいけません。

まず、どういった病態に対してストレッチが適応となるのかを記していきます。

ストレッチ

○関節可動域制限

まずはこれですね。我々は関節可動域制限があると、それが何性の制限かを考察します。関節拘縮の場合、病変部位によって皮膚性拘縮、筋性拘縮、靱帯性拘縮、腱性拘縮、関節性拘縮に分類されます。この中でストレッチングの適応となる関節拘縮は筋性拘縮です。

また、筋性拘縮の他に筋スパズムもストレッチングの対象となります。筋スパズムは不動・不活動によって慢性的に筋収縮が生じている状態であり、こういった筋に伸張性を出していくことが大切になってきます。

以上の事から、関節可動域制限に対するストレッチングのターゲットは即時的な効果として過剰な筋収縮の抑制、長期的な効果として、筋・筋膜の器質性変化の改善であり、これらが総じて骨格筋の伸張性の向上やスティフネスの低下、関節可動域の改善をもたらすと考えられます。

○疼痛

疼痛が生じている場合も、ストレッチングの適応になる場合があります。

そもそも、疼痛には急性痛と慢性痛がありますが、ストレッチングの適応となるのは筋・筋膜に由来する慢性痛であり、筋が器質的・機能的に変化して慢性化した筋・筋膜痛症候群が対象となります。

疼痛に対するストレッチングのターゲットは、過剰な筋収縮の抑制と、それに伴う局所循環の改善であり、これらが総合して疼痛の緩和をもたらすと考えられています。

○筋損傷

筋損傷の予防としての場合にも適応となります。

筋損傷とは、筋組織が耐えられる限界を超えた負荷(強さ・量)を受けた時に生じます。その他、打撲や骨折、虚血や薬剤投与、火傷や凍傷、除神経などでも筋損傷は生じます。代表的な例としては、肉離れや遠心性収縮によって生じる遅発性筋痛(DOMS)が挙げられます。

筋損傷に対するストレッチングの目的として、遠心性の収縮による運動で生じる筋の張力や、急激な筋長の変化に対して、事前に骨格筋の伸張性を向上させスティフネスを低下させる事で、筋損傷を発生率を下げる予防的な役割を果たします。

○筋萎縮

筋萎縮とは、一度正常に発育した骨格筋の容積が、何らかの原因で縮小した状態と定義されます。

臨床においても、ベッド上の安静期間が長期にわたる方や、ギプス固定が長かった方などは、筋萎縮が生じて筋力が低下する方をよく見かけます。

筋萎縮に対するストレッチングの目的として、骨格筋に対してメカニカルストレスを加える事で、筋構成タンパク質の合成能を促進し、分解能を抑制する事で筋萎縮の進行を抑制する事ができます。

(鈴木 重行:ストレッチングの科学:三輪書店:2013)



では、実際にストレッチングをする際には、何に気をつけていく必要があるのでしょうか?

●ストレッチングの時間に対する考え方

スタティック・ストレッチの場合、ストレッチングの効果が出現するのにどのくらいの時間伸張しなければいけないのでしょうか?現在、一定した結論は出ていませんが、IDストレッチングでは約10~20秒間の持続伸張で、Ⅰb抑制によって筋の伸張性が高まるとしています。

●どの筋から始めていくのか

ストレッチングを行う際には順序があります。例えば、表層筋の筋緊張が亢進している状態で、深層筋のストレッチングを行おうとすると、表層筋に痛みや伸張反射を助長する事になり、逆効果となります。原則として表層筋から始め、深層筋へと進めていきます。また、一般的に近位筋は遠位筋による運動を固定する役割があり、緊張しやすいのでストレッチングは近位筋から遠位筋へと進めていきます。

●どのくらいの力で伸ばしていけば良いのか

ストレッチングはゆっくりとした速度で行い、過度に伸張しないように注意します。過度な身長は筋腱移行部の微細な断裂を伴い、痛みとともに伸張反射が亢進し、余計に筋緊張が高まってしまいます。ストレッチングの強度は、個人のその日の筋緊張に応じて判断していかなければいけません。

(鈴木 重行:IDストレッチング:三輪書店:2006)


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