立位の矢状面・前額面の具体的なアライメント

 04, 2014 11:26
正常なアライメントを立位で確認し、どの部分に異常があるかを確認していくことは治療に入る前の基本となってきます。

教科書的には、矢状面では耳垂・肩峰・大転子・膝蓋骨後面・外果の5㎝前部が一直線上に位置し、前額面では後頭隆起・椎骨棘突起・殿裂・両膝関節内側の中心・両内果の中心が一直線上に位置していると言われています。

立位アライメント ブログ用

ただ、これだけでは臨床的には不十分です。

これ以外のチェックポイントとして何を見るべきなのかを記していきます。

【矢状面】

頭頚部:頭部はニュートラルで頸部は前方に弯曲している

胸椎:正常な後弯

肩甲骨:前方に35°傾斜

上腕骨頭:骨頭が肩峰内、近位、遠位ともに同じ垂直面上

腰椎前弯:20~30°

骨盤:ASISと恥骨結合が同一垂直面上に位置している
   ASISとPSISを結ぶ線と水平面のなす角度が5°以内(ASISが下)多くとも±15°以内


股関節:屈伸0°腸骨稜頂点と大転子を結ぶ線が大腿長軸と一致している

膝関節:ニュートラル

脛骨:軸が垂直

足関節:長軸アーチニュートラル

足指:ニュートラル

【前額面】

頸・胸・腰椎:垂直

胸骨下角:90°

肩甲骨:水平で第2~7胸椎に位置し、胸郭上で平坦、両肩甲骨内側縁は平行、胸椎棘突起から約7.5㎝離れている。両肩峰はTh1棘突起下縁を通る水平軸のわずか下に位置

上腕骨:上腕骨上面は肩峰よりわずかに外側、ニュートラルポジションで胸郭に平行

肘関節:手掌を体側に向けると、肘窩は前方、肘頭は後方となる

傍脊柱部の対称性:腰椎棘突起から5㎝外側で、左右の膨隆部分の差が1.25㎝以内

骨盤:水平

膝関節:生理的外反5°

以上のチェックポイントを確認し、どこにアライメント異常があり、どういったアプローチを考えていくかという事が重要になってきます。

(竹井 仁:第45回日本理学療法士協会全国学術研修大会 「運動器の10年」セミナー5 筋肉の評価:2010)

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