動歩行中の支持基底面と重心の関係

 13, 2013 10:48
動歩行において、Mid Stanceの時は重心は支持基底面の中に入っていません。

それに比べ、片脚立ちや静歩行をしている時は重心は支持基底面の中に入っており、中に入るまでウエイトシフトが起こっています。

これは内部モデルを考える上で大切なことなんですが、セラピストは訓練の中で下肢の支持性を高める目的や、歩行の安定性を高める目的で片足立ちの練習をしたり、ウエイトシフトの練習をする人もいると思います。

しかし我々は、歩行中には重心はほとんど左右に動かさずに歩いています。

「重心の押し付け合い」が起こっているのです。(重心を左右にブレさせまいとしている)

これが歩行中のウエイトシフトの事実なのです。

つまり、内部モデルを考えた上では、片足立ちの練習なんかは歩行に反映されないのです。

じゃあどういう練習をしたらよいのか。

例としては、ボールを手に持って立って、そのボールをできるだけ左右に動かさないように足踏みをする練習です。

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COMMENT 2

Wed
2015.04.29
13:05

専門学校生 #VmD1k9k6

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コメント失礼します。

コメント失礼します。
理学療法養成校に通っています学生です。
Mstの時に重心が支持基底面内に入っていないということに驚きました。
またその際の訓練として、ボールをもち足踏みというのを選んだ理由を教えていただけたらと思い、コメントさせていただきました。
過去の記事へのコメントすみません。
よろしければ返信のほどよろしくお願いします。

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Sun
2015.05.03
22:30

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Re:

コメント有難うございます。

石井先生の講義の中の説明をさせていただきます。

われわれが行う動歩行においては、左右への重心移動は約5cm程度しか動かず、重心が単脚支持期に支持基底面内に入っていないのです。でもこの状態で、我々が転倒しないのは重心を側方に押し出す勢いがあるためです。

重心を左右から中心へ押しつけ合うようにして(イメージとしては「起き上がり小法師」です。)重心を制御しているのです。

なので訓練としては、重心移動をできるだけ左右に動揺しない状態を保つように、お腹の前の所でボールを持ち、それを意識してもらう事で、重心制御の練習になるという風に石井先生は言っておられました。

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