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トイレ動作の項目別の難易度

 10, 2015 22:32
トイレ動作は特に、自立のニーズの高い動作です。患者本人にとっても、介助する家族にとっても、トイレ動作が自立して行えるようになる事は臨床上重要なポイントとなってきます。

では、実際にトイレ動作の中でのどのような動作が難しいのか?動作獲得のためにはどのような訓練からはじめていけば良いのか?段階的に動作学習を促すためにも、セラピストは動作の難易度を把握しておく必要があります。

今回は脳卒中患者の方のトイレ動作の場合の報告ですが、全体的には下図のように、上から順に難易度が高いと考えられました。

トイレ動作 難易度 ブログ用

左片麻痺と右片麻痺に分けた場合は、それぞれ下図のような順になります。

トイレ動作 片麻痺 動作難易度 ブログ用

全体的に難易度の高い動作としては、「下衣を上げる動作」であり、それに続いて「ドアの開閉」、「下衣を下げる動作」、「方向転換」が難しいとされる事が分かりました。

左右差で見ると、特に左片麻痺の場合は、「便座へのアプローチ」や、「フットレストへの下肢の上げ下ろし」などの周辺動作が難しく、右片麻痺ではトイレ動作そのものである「方向転換」、「立ち上がり」、「車椅子着座」などが反対側に比べて困難であることが分かりました。

臨床での患者さんにおいても、やはり、ズボンを下ろす時にはまだ何とか下ろせますが、ズボンを上げる時にはふらついて介助を要する時が多いですね。トイレ内での転倒においても方向転換時や、ドアの開閉時に転倒が多いのも納得できます。

非常に興味深い報告であり、こういった難易度を項目別に知ることによって、対応や訓練について早期に検討する事ができると思われます。

(坂田祥子ほか:総合リハビリテーション 2015年 3月号 特集 脳卒中リハビリテーションのエビデンス:2015)


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