スポンサーサイト

 --, -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

歩行のとらえ方

 09, 2013 16:33
歩行の考え方 ブログ用

学生時代は歩行動作の筋活動や、運動学に基づいて必要な筋力を発揮できるように運動プログラムを考えたりすると思いますが、そもそも歩行時には求心性に関節を動かしているのは約20%程度しかありません。

一生懸命、治療プログラムの中に求心性収縮の筋トレを組み込んでも、それが歩行動作に反映するとは言えないのです。

では、人間はそもそもどのように前に進む力を得ているかというと、「重力環境下の中で、位置エネルギーを運動エネルギーに変換する」という事をすることによって、前へ進んでいるのです。

一般的によく言われていることですが、例えて言うと「ジェットコースター」です。

ジェットコースターは高い位置から下に向かって滑り落ちてきて、その勢いでまた上に上がっていきます。そしてまた高い位置から滑り落ちるという、これこそが位置エネルギーと運動エネルギーの変換となるわけです。

人間の2足歩行も重心の上下動を繰り返しながら、これと同じように前への推進力を得ているのです。

このエネルギー変換を行いながら歩行しているという事が「効率的な歩行」といえるのです。

仮に、歩行をすべて求心性の筋活動で行おうと思うと、疲れてしまって長距離歩行は難しくなってしまいます。

例えばロボットのアシモの歩行です。両膝を曲げたまま重心の上下動を最小限にして、数キロ歩いたら足がくたくたになってしまいますね。

とてもじゃないですが、こんな歩行では歩いた後に大腿四頭筋を始め、求心性に働く筋が疲れきってしまいます。

また、プールの中での歩行でも言える事ですが、プールの中では、飛び跳ねるようにして動かないと前に進みません。これは陸上での歩行はプールの中とは違い、重力を使って制御して上手く歩いているという事を意味しています。

つまり我々は、陸上では遠心性に筋をコントロールしながら制御しているのであって、プールの中のように求心性の力で前に進んでいるのでは無いという事です。

治療プログラムにおいて、歩行動作につなげる筋活動として遠心性の制御がいかにできるかという事が重要になってきます。 高齢者や脳卒中片麻痺の患者さんにおいては、遠心性の筋のコントロールが十分に行えない方が非常に多いです。

※関連記事
関連:歩行分析・動作分析・姿勢分析のためのオススメ参考書

COMMENT - 0

WHAT'S NEW?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。