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相反神経支配

 05, 2015 19:04
相反神経支配という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「相反神経支配」はイギリスのSherringtonによってつくられた言葉です。

Sherringtonは主動作筋の興奮と拮抗筋の抑制が、脊髄レベルでの機序で四肢に同時に起こる事を相反神経支配と定義しました。

相反神経支配には「相反抑制:Ⅰa抑制」、「反回抑制:レンショウ抑制」、「自原性抑制:Ⅰb抑制」の3つの抑制作用があります。

この脊髄レベルで生じるシナプス抑制機構は、リハビリテーションの臨床を考える上での基礎知識であり、治療を考える上では必ず知っておかなければならない内容です。

有名な中部学院大学の林典雄先生が、「このシナプス抑制機構を知らないPTは、PTをするな!!」というくらい非常に大切なメカニズムです。確かにこのメカニズムを知らなければ、どうやって筋緊張を落としているかが説明ができませんもんね・・・。

シナプス抑制 ブログ用

①Ⅰa抑制:相反抑制

まずは相反抑制ですが、これは主動作筋を収縮させると、拮抗筋には抑制的に作用する神経機構の事をいいます。

主動作筋が収縮する事によって筋紡錘からのⅠa群線維が、抑制性介在ニューロンを介して、拮抗筋の運動ニューロンに抑制的に働く作用をさせます。

例えば、臥位でSLRにて大腿直筋や大腿四頭筋の収縮により、ハムストリングスには抑制的に働くというものです。

②反回抑制:レンショウ抑制

反回抑制は、主動作筋が作用する際には、主動作筋および同じ神経で支配される筋には抑制として働き、拮抗筋へは促通に働く神経機構です。

レンショウ細胞が障害され、反回抑制が不十分だと、関節の選択運動を困難にするとされています。

反回抑制は緊張と弛緩を伴う円滑な運動を可能にし、諸関節の複合運動による巧緻運動の選択性の再獲得に重要です。

③Ⅰb抑制:自原性抑制

自原性抑制とは、静止時に筋腱移行部のゴルジ腱器官の伸張刺激によって、求心性のⅠb線維が抑制的に作用する機構です。

代表的な例としては、スタティックなストレッチです。

(古澤 正道:脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ〜基礎編〜 (運動と医学の出版社の臨床家シリーズ)運動と医学の出版社:2015)


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