がんによる障害と廃用症候群予防のためのリハビリテーション

 22, 2013 11:12
がん リハビリテーション

最近は、がん患者さん増えてきましたね。がんの術後の廃用などが主病名でなくても、既往歴でがんがある方もかなりの人数で出くわすことがあります。

癌患者さんに共通して言える事としては、

全身状態が不良な方は活動量が低下し、廃用症候群を呈することがあり、リハビリテーションを実施して、廃用症候群を予防していくことが大切です。

◎がんによる障害

<全身症状>
・体力低下
・癌性疼痛、倦怠感による活動量低下
・食欲不振や悪心・嘔吐による低栄養

<局所症状>
・脳腫瘍、脳転移による麻痺、高次脳機能障害、嚥下障害
・脊髄腫瘍や脊椎転移による麻痺
・肺癌、肺転移による呼吸機能障害
・骨軟部腫瘍による運動器障害
・骨腫瘍、骨転移による病的骨折
・末梢神経障害による筋力低下、感覚障害

◎がんの治療による障害

<全身症状>
・倦怠感による活動性低下
・貧血、脱水による活動性低下
・食思不振悪心・嘔吐による低栄養

<局所症状>
・開胸、開腹術後の呼吸器合併症
・乳癌術後の肩関節拘縮
・リンパ節廓清後、放射線治療後のリンパ浮腫
・頸部リンパ節廓清後の副神経障害・僧帽筋麻痺
・頭頚部癌術後の嚥下障害・構音障害
・抗がん剤による末梢神経障害
・抗がん剤による心筋障害
・抗がん剤による肝障害・腎障害
・放射線による脳症や脊髄症による麻痺
・放射線による瘢痕拘縮

他の疾患と比較して、がんの治療過程において生じる障害は多く、問題はより複雑になっています。

宮越浩一:がん患者のリハビリテーション−リスク管理とゴール設定;2013

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