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Head Control(ヘッドコントロール)

 13, 2016 00:35
head control

「寝返り」や「起き上がり」では特に、基本的な運動において動作に先行して頭頸部の運動が起きます。

頭部と頸部の位置関係は、上位頚椎(C1~C3)の関節、靱帯、頸部筋の筋紡錘などの受容器によって検知され、この情報に基づいて四肢の姿勢筋緊張に変化が起き、この時の頭頸部の運動を頭頸部のコントロール(Head Control)と呼びます。

臨床においても、頭頸部の動きがちょっと違うだけで、寝返れたり、起き上がれなくなったりします。非常に重要な機能だと思われます。

たかが頭の動きで・・・と思うかもしれませんが、臨床での患者さんにおいては頭頸部の動き一つで、腹部への収縮力の高まりが変化したりしますので、見て置くべき要素の一つです。

Head Controlで重要な要素としては、上位頚椎が屈曲する事です。

上位頚椎の屈曲を可能にする筋群は、頭長筋頚長筋の椎前筋群です。

こういった頭長筋や頚長筋が機能せず、斜角筋や広頚筋が過剰に収縮している場合は、下位頚椎の屈曲のみで頭が持ち上げにくくなるので、頸部の深層屈曲筋が十分に機能しているかを評価し、斜角筋や広頚筋の過剰な収縮はしっかりリリースしていくことが大切です。

頸部の深層前面筋

しかし、上位頚椎の屈曲を妨げるものとして、後頭下筋群の緊張があります。

後頭下筋群には、上頭斜筋下頭斜筋大後頭直筋小後頭直筋があり、Head Control獲得のためにはこれらの筋の緊張を取っていかなければなりません。

後頭下筋群

正常なHead Controlでは、上位頚椎が十分に屈曲する事で、腹部や股関節屈曲筋などの体幹前面筋の緊張が高まり、寝返りや起き上がりの動作をスムーズにしてくれるのです。

これが、上位頚椎が伸展した状態で下位頚椎のみの屈曲で動く場合は、背筋の緊張が優位になり腹部に収縮が入りにくく、寝返りや起き上がりの動作がしにくくなります。

head control

(石井 慎一郎:動作分析 臨床活用講座―バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践:メジカルビュー社:2013)


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