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Stop Standing~ストップスタンディング

 14, 2016 15:16
Stop Standing

ボバースセラピストが用いる手技の一つに「Stop Standing(ストップスタンディング)」があります。

立っている状態で静止する練習ではありません。「立つ事を止める」すなわち、着座の動作(立位→端座位)においての体幹・骨盤のコントロールを促していく手技です。

動き始めとしては、股関節のストラテジーではなく、足関節のストラテジー(足関節背屈の動き)を使うようにして、両足部の支持面の安定・コアスタビリティの向上・対称性の再獲得・下腿三頭筋やハムストリングス、広背筋等の短縮の改善を目的とした手技です。

なので、動きはじめは体幹の屈曲を入れるのではなく、体幹は伸展位をキープしたまま着座への運動を開始していきます。

脳卒中片麻痺患者さんの場合は、屈曲パターン優位な事が多いため体幹屈曲が先行し、麻痺側股関節が後退する代償をとりやすい状態となっています。

こういった場合は、セラピストがPKP(Proximal key point:近位部のキーポイント)である骨盤をキーポイントにして操作し、できるだけ屈曲パターンを使わせずに足関節ストラテジーを強調させるように誘導していきます。

そして殿部を下げていき、より座位に近い姿勢でセラピストはPKPをキーポイントに骨盤の前後傾を促し、その肢位でコアコントロールを促通していきます。

この骨盤の前後傾の動きをだす事によって、広背筋の短縮を改善させ、下肢の同時活動も高めていきます。

ストップスタンディングの操作により、橋網様体脊髄路系のフィードフォワードの作用による、コア・コントロールの機能を回復させる事につながってきます。

(古澤 正道:脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ〜基礎編〜 (運動と医学の出版社の臨床家シリーズ):運動と医学の出版社:2015)


※関連記事
関連:着座の動作分析
関連:足関節での姿勢制御(ankle strategy)が低下しているケース
関連:大殿筋上部線維・下部線維の選択的促通方法

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