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腹横筋機能・骨盤帯固定性(stability)の評価

 17, 2016 12:32
体幹筋

腹横筋はインナーマッスルの一つとして知られていますが、後方では胸腰筋膜に付着して、腹腔内圧に関与すると言われ、上肢・下肢の運動に先行して収縮するなどの特徴があります。

健常人はもちろん、運動器疾患、脳血管疾患の患者さんにも共通して言える事ですが、腹横筋の機能が向上する事で体幹・骨盤帯の安定性を向上する事ができ、四肢運動の安定化、日常生活活動やスポーツにおいてパフォーマンスの向上が期待できると言われています。

腹横筋研究は主に超音波診断装置をが使用されており、腹横筋の筋厚が増大する事は腹横筋収縮を意味しています。

まず、腹横筋の触診ですが、腹横筋は上前腸骨棘(ASIS)の2横指内側の部分が1番触診しやすい場所です。その場所を指で押さえ、深呼吸をしてもらうと奥の方でわずかに横にスライドするような感覚があると思いますが、それが腹横筋の収縮です。大きく手前に張りだすような筋の張力の高まりは内腹斜筋の緊張なので、間違えないように注意します。

腹横筋を単独で収縮させる場合は、骨盤底筋群を収縮させると良いです。コマンドとしては、男性の場合は「精巣挙筋を上にあげる様な感じ」、女性の場合は「腟を上に引き上げる様な感じ」で収縮を入れると、筋連結により腹横筋を単独で収縮させることができます。ただ、この方法は収縮感覚が分かりにくいので高齢者などには難しいと思われます。

そして、腹横筋の収縮が確認できたら、次に骨盤帯が十分に固定(stability)できているかを評価します。

下図のようにSLR(下肢挙上運動)を行い、下肢がどの程度上げられるのかと、下肢挙上時の骨盤の後方回旋が生じているのかの評価をします。

骨盤帯固定性の評価

例えば、右下肢挙上をした際に右の骨盤後方回旋が生じているが、左下肢を挙上した際よりも後方回旋が強い場合は、左の腹横筋の機能低下と判断します。

これは、一側下肢の挙上で反対側の腹横筋が働くためです。

この評価により、左右どちらかの腹横筋の機能低下が生じている場合、その腹横筋に対してエクササイズをしていきます。

(福井 勉:ブラッシュアップ理学療法―88の知が生み出す臨床技術:三輪書店:2012)


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