股関節屈曲時に鼠径部に痛みが出現するケース

 22, 2013 17:10
股関節 前面痛 ブログ用

股関節の屈曲の運動時に鼠径部に痛みが生じる現象は、変形性股関節症、臼蓋形成不全、前捻角の異常がある場合や、股関節術後の患者さんにも見られます。

病態としては・・・

・臼蓋-骨頭の不安定性の存在
・股関節周囲の動員される筋群の筋バランス不均衡


まず、これらが起こっているかを確認するため、大転子を手で押さえながら骨頭を誘導し、痛みが軽減する方向を探します。
また、自動運動を確認し、股関節屈曲に伴って回旋変位が生じていないか評価をします。⇒筋バランスの不均衡で内旋変位があると臼蓋前方部との接触を生じやすく、痛みの原因となるためです。
そして、屈曲運動時に鼠径部を触診し、過剰な筋・腱の収縮がないかを確認します。(特に、縫工筋や大腿筋膜張筋などの2関節筋)

○臼蓋-骨頭のの不安定性がある場合
★臼蓋-骨頭の安定化エクササイズ


○股関節屈筋に筋バランスの不均衡がある場合
★股関節屈筋の筋バランス修正エクササイズ

・・・①まず、過剰な収縮をしている筋のストレッチを行う。
・・・②股関節自動可動域の最終域付近で低負荷の等尺性収縮を行う。

(武富由雄、市橋則明:理学療法プログラムデザイン―ケース別アプローチのポイントと実際;2009)

COMMENT 0

WHAT'S NEW?