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「ゆるみの位置」と「しまりの位置」をなぜ考えないといけないのか

 27, 2016 22:40
ゆるみの位置としまりの位置

「ゆるみの位置(ゆるみの肢位)」と、「しまりの位置(しまりの肢位)」という言葉を聞いたことがありますか?

ゆるみの位置とは、Loose-packed position(LPP)といい、関節面が最も離開している位置であり、関節に生じるストレスが最小になる肢位(関節角度)です。

しまりの位置とは、Close-packed position(CPP)といい、靱帯や関節包が緊張し、関節面が密着して固定されている位置です。最も関節が安定している肢位でもあります。

それぞれ、関節の密着度により分けられています。なぜ、こういった肢位を考えなければならないのでしょうか?

関節モビライゼーションの手技を行う上で、離開法・滑り法はゆるみの位置で行う必要があります。なぜなら、しまりの位置では関節包・靱帯の緊張が高いため、関節がロックした状態となりモビライゼーションを行っても効果がありません。なので、十分関節の動きを出していくためにはゆるみの位置でモビライゼーションを行う必要があるのです。

そのほか、しまりの肢位では関節は機能的に安定しているので、肢位を保つために必要な筋力は最小限ですみますが、ゆるみの肢位では関節の適合性が悪いために、肢位を保持するために筋力が必要となります。

どういう事かというと、膝関節は完全伸展位(しまりの位置)では内側・外側側副靱帯により側方安定性が保たれていますが、軽度屈曲位では大腿筋膜張筋などによる緊張を高めておかないと、膝が立脚で動揺してしまいます。高齢者の軽度膝屈曲位のおばあちゃんなんかは大抵、大腿筋膜張筋の緊張が高いですよね。

(市橋 則明:運動療法学―障害別アプローチの理論と実際:文光堂:2014)


(中山 孝:ビジュアルレクチャー理学療法基礎治療学I 運動療法:医歯薬出版:2012)


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