関節可動域制限に対するアプローチの流れ

 08, 2016 22:08
理学療法士が臨床上、良く遭遇する「関節可動域制限」ですが、制限を確認した際に、その後どうのようなアプローチをしていけば良いのでしょうか?

関節可動域制限を確認した際に、どのように評価・治療を行っていくのかは下図の通りになります。

関節可動域制限の評価と治療

関節可動域の分類として、Cyriaxは「収縮要素」「非収縮要素」に分けられるとしています。

「収縮要素」としては、筋、腱、それらの骨への付着部が制限となっている場合です。収縮要素が原因となっている場合は、マッサージやストレッチング、筋筋膜リリース、神経系モビライゼーションを実施します。

また、併用して温熱療法、電気刺激療法、超音波療法、光線療法などの物理療法を行うと効果的です。

「非収縮要素」としては、関節包、靱帯、滑液包、筋膜、硬膜、神経根などが制限を生じている場合です。非収縮要素が原因となっている場合は、関節モビライゼーションや関節マニピュレーションを実施します。

軟部組織モビライゼーションや関節モビライゼーションを行い、その後獲得できた可動域を筋でコントロールできるよう、十分にエクササイズを行います。

(高橋 哲也:“臨床思考”が身につく 運動療法Q&A (理学療法NAVI):医学書院:2016)


※関連記事
関連:最終域感(end-feel)の感じ
関連:なぜストレッチをするのか?施行する際の注意点は?
関連:関節可動域の制限因子

COMMENT 0

WHAT'S NEW?