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変形性膝関節症(OA)における痛みとそのアプローチ

 20, 2017 10:37
記事更新が久しぶりですが、少しずつ更新していきます。

臨床上多い変形性膝関節症の痛みですが、痛みの訴えから原因がどこにあるのかアセスメントしていくことが重要です。

まず、膝の痛みを生じるときはどんな時に膝が痛いか確認します。

どんな時に痛いか?

1.平地歩行時
→荷重時や歩行時の痛みであれば、膝伸展位での圧刺激の反応である為、大腿脛骨関節由来の疼痛である可能性があります。

2.階段昇降時
→階段昇降時に膝が痛い場合、膝屈曲位での圧刺激に反応がある為、膝蓋大腿関節由来の疼痛の可能性が高いです。

3.夜間痛
→夜間時の痛みがある場合、化学物質による炎症が生じていたり、夜間に膝関節にストレスが生じるような姿勢をし続けている可能性があります。

4.安静時痛(臥位・座位)

5.立ち上がり時
→階段昇降時と同じです。

どのような痛みか問診をし、痛みの種類から何が原因なのかを判断していきます。

どのような痛みか?

筋由来
鈍い・疼く・締め付けられる

神経由来
鋭い・光が走るような・火がつくような

骨由来
深い・しつこく苦しい・鈍い

骨折由来
鋭い・激しい・耐えられない

血管由来
脈打つ・拡がる

(Magee DJ:Orthopedic physical assessment 2003)



圧痛による評価

①膝蓋下脂肪体由来の疼痛
→膝蓋下脂肪体の部分に圧痛があれば、膝蓋下脂肪体由来の疼痛の可能性が高いです。
この痛みの主訴としては、階段昇降の特に降りで疼痛を訴えるケースが多いです。また、起立・着座にて疼痛を生じ、膝前面に鋭痛を生じます。
ROMでは完全伸展が不足し、筋力では膝伸展力不足の所見が見られます。
この部位への治療介入での治療効果は即効で、治療後すぐ痛みが軽減したりします。2週〜1ヶ月程度で疼痛は消失します。


②半膜様筋由来の疼痛
→半膜様筋付着部での明確な圧痛所見があった場合に、半膜様筋由来の疼痛を疑います。
この痛みの主訴としては、階段昇降の特に降りで疼痛を訴えるケースが多いです。また、起立・着座にて疼痛を生じ、歩行時痛で膝の内側痛の訴えがあります。
ROMは伸展・屈曲ともに不足しており、筋力は伸展で不足しています。治療介入において平均2〜3ヶ月で疼痛消失します。


③内側側副靱帯・鵞足由来の疼痛
→内側側副靱帯(関節裂隙レベル)・鵞足(薄筋・半腱様筋)で圧痛を生じた場合、内側側副靱帯・鵞足由来の疼痛を考えます。この痛みの主訴としては、階段昇降の特に降りで疼痛を訴えるケースが多いです。また、起立・着座にて疼痛を生じ、歩行時痛で膝の内側痛の訴えがあります。アライメントとしては下腿が過外旋となっており、大腿の外側にstiffnessを生じていることが多いです。この部位への治療介入では、平均1〜2ヶ月で疼痛消失します。


④内側半月板由来の疼痛
→内側半月板後節の圧痛や、McMurray testが陽性である場合、内側半月板由来の疼痛である可能性があります。この疼痛の場合、明確な疼痛出現日を言うことができます。例えば大きな外力による外傷によって、その後痛くなったなど。この場合の疼痛は運動療法による即時効果は低く、長期的に変形性膝関節症が一気に進行すると言われています。


(八木茂典:機能解剖に基づいた変形性膝関節症の治療~3タイプ8パターンの痛みと動作の治し方~:2017)


※関連記事
変形性膝関節症(膝OA)に対する運動療法

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