スポンサーサイト

 --, -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

脳卒中における病巣と運動予後との関係

 09, 2013 17:08
運動予後 ブログ用

脳血管障害の方のCTやMRIの画像を見て今後のリハビリテーションの方向性や、プログラムを考えたりしますが、画像所見からどのような情報を読み取ることができるのでしょうか?

画像所見からどの程度まで皆さんは予後を判断しますか?

以下に示されている通り、病巣の部位によって運動予後が左右する事が言われています。

1.小さい病巣でも運動予後が不良な部位
 
 放線冠(中大脳動脈穿通枝領域)の梗塞
 内包後脚
 脳幹(中脳・橋・延髄前方病巣)
 視床(後外側の病巣で深部関節位置覚脱失のもの)


2.病巣の大きさと比例して運動予後がおおよそ決まるもの 

 被殻出血
 視床出血
 前頭葉皮質下出血
 中大脳動脈前方枝を含む梗塞
 前大脳動脈領域の梗塞


3.大きい病巣でも運動予後が良好なもの 
 
 前頭葉前方の梗塞・皮質下出血
 中大脳動脈後方の梗塞
 後大脳動脈領域の梗塞
 頭頂葉後方~後頭葉、側頭葉の皮質下出血
 小脳半球に限局した片側性の梗塞・出血


(前田真治:我々が用いている脳卒中の予後予測Ⅳ.臨床リハ10、2001)




予後予測に当たっては脳の損傷の大きさではなく、損傷された部位が与える影響が大きい事が予想されます。

以上から、放線冠・内包後脚などの錐体路を含む病巣では小さい病巣でも運動予後が不良であることが多いです。

また、後頭葉や側頭葉下部を栄養する後大脳動脈領域の梗塞では、視覚的認知の障害や記憶障害は生じるが、運動予後が良いものが多いようです。

運動機能の予後を予測するためには、病巣の錐体路障害の有無が重要な情報となってきます。

※関連記事
関連:10分でわかる脳の構造と機能-畿央大学

COMMENT - 0

WHAT'S NEW?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。