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「課題指向型アプローチ」って何?

 29, 2013 21:43
最近、脳卒中に対するリハでも良く言われている「課題指向型アプローチ」についてですが、そもそもどんなもんなんだと疑問に思う方も少なくないはずです。

課題指向型アプローチは1932年にBernsteinが提唱したシステム理論を根拠に持ちます。

システム理論とは、「人間の運動や行動は何らかの課題を遂行している状態であり、その課題の達成のためにいくつかのシステムが動員されたり、組織化されたり、ある行動パターンが生じる」というものです。

つまり、システムの構成をする要素の相互作用によって、機能的な課題が与えられた環境の中で効率良く遂行できるようになるとのことです。

例えば、臨床における訓練場面でも、バランスを含む姿勢調節では、その課題(目標に手を伸ばすこと、立ち上がること、部屋を歩くこと)と背景(身体の位置、環境の特性)に特異的です。課題や条件が少し変化するだけでも、筋活動のパターンに著しい変化をもたらします。この特性はある課題から、別の課題に転移する可能性に欠けています。例えば、立位でウエイトシフトのトレーニングをしても、それが歩行の安定性が改善することには直接的にはつながらないのです。

脳卒中の方は、課題を遂行する際には残存機能を駆使して、過剰努力をして動かれることが多いです。片麻痺患者の代償運動を矯正するのではなく、動作の効率化を高めることが重要な介入ポイントになります。

そういった練習を行うと、機能障害レベルで改善が認められなかった人でも、能力障害レベルの改善が期待できます。

(潮見泰藏:脳卒中に対する標準的理学療法介入―何を考え、どう進めるか?;2007)

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