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抗重力姿勢をとることで円背が増強するケース

 13, 2013 22:23
背臥位から座位または立位といった抗重力姿勢をとることで円背が増強する場合が臨床の中ではパーキンソン患者さんで多いと思います。

◎臥位→座位

抗重力姿勢 変化
抗重力姿勢をとることで円背が増強するのは体幹機能が低下している事が原因になることが多いです。


○理学療法の評価としては・・・
背臥位・座位・立位において、頭部、肩甲骨、脊柱、骨盤、上下肢のアライメントを観察します。

また、下肢の関節可動域制限があるかどうか評価します。股関節・膝関節・足関節の可動域制限がある場合、抗重力姿勢をとることで、円背増強に影響するからです。

筋力としては、肩甲骨内転筋、体幹筋、殿部筋の筋力増強は円背改善に有効となります。


○理学療法の実際としては・・・
①懸垂
上肢の可動域制限がない場合、立位で足が床についた状態で、上肢が上前方につかまるように立ち、胸椎後弯が減少する肢位で腹式呼吸を同時に行い、エクササイズを行います。

②肩甲骨内転筋のエクササイズ
肩甲骨内転位の保持は胸椎後弯の減少に重要です。目標とする脊柱アライメントの保持が困難な場合は、後方にセラピーボールなどサポートしながら、肩甲骨内転を伴う運動を行います。

肩甲骨内転エクササイズ

③腹部筋のエクササイズ
座位で腹式呼吸を行う。この時骨盤後傾の代償が出ないように息を吐き切ります。

④背部筋のエクササイズ
腹臥位または四つ這いにて上肢挙上を行い、できるようになったら下肢も挙上していきます。体幹が回旋しないように、腹部筋・背部筋の収縮を促していきます。

⑤殿部筋エクササイズ
殿筋の収縮は骨盤アライメントに重要なため、殿筋の筋力強化を行います。

⑥体幹安定化エクササイズ
ストレッチポール上でエクササイズを行うことができる方は、筋収縮のバランスを整えるために行います。


また、薬剤の投与により姿勢調節に関わる筋の活動が変化するとされています。担当医師と相談し薬物コントロールを行う事が重要となってきます。

(武富由雄、市橋則明:理学療法プログラムデザイン〈2〉ケース別アプローチのポイントと実際;2012)

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