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ティルトとリクライニングのそれぞれの機能と適応

 17, 2013 10:59
ティルト・リクライニング

ティルトとは座面と背面の角度が一定で重力に対して、角度が変わることを指します。
リクライニングとは座面と背面の角度の変化を指しています。


◎リクライニング

角度調節の目的として、起立性低血圧の防止や、座位などでの疲労を軽減する目的で使用されていました。ただ、座背角度の回転中心と、搭乗者の股関節の回転中心と一致しないために、背部にずれが生じ、褥瘡になりやすく、角度を変えるたびに姿勢が崩れやすいのです。

また、殿部の除圧機能はリクライニングにはもっていません。

しかし、近年リクライニング時のズレをなくす目的で、回転中心を一致させる機構、背支持が身体の動きに合わせて動く機構をもつ車椅子が出てきています。

臨床の現場で処方する際には背フレームに対して背支持位置が深すぎると上肢操作を妨げたり、褥瘡のリスクもあるので注意します。

◎ティルト

目的としては障害児の姿勢保持や高位頚髄損傷者の除圧や、高齢者の車椅子からのずり落ちを防止するために使用され始めました。

座角度を上げることは、車椅子からのずり落ちを防止するためには有効な手段となる。ただ、後方に倒れすぎると頭部支持が必要となり、食事や机上動作に困難さが生じる可能性がある。また、ティルトの状態のままだと立ち上がりや移乗もしにくくなります。

ティルトを使用することで、座部から背部に荷重を分散でき、除圧機能を持つことができます。

臨床の現場でティルトの適応になる場合としては、座位保持が困難で、体幹の支持力がない方や、垂直な座位で変形が強くなるリスクがある方、長時間の座位保持で軟部組織の損傷・褥瘡の発生の危険性がある方、姿勢に関係した低血圧や、心不全などの循環不全、座位耐久性が低い方、呼吸機能が低下した方に適応があると思われます。

(廣瀬秀行、木之瀬隆:高齢者のシーティング 第2版;2006)

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