スポンサーサイト

 --, -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

寝返り動作のシークエンス

 23, 2013 22:32
寝返り ブログ用

寝返りの動作分析に関する文献って、昔はほぼ皆無でしたよね。学生時代、レポートをつくる際に寝返りの問題点を抽出し、治療を考える時は非常に苦労しました。

皆さんはどうですか?

寝返りは数多くのパターンがあり、健常人でも常にワンパターンの寝返りをするわけではないため、どのような寝返りができたらゴールなのか?考え方の基準になるものがありませんでした。

石井先生の動作分析の考え方は、非常に明確です。

正常と逸脱した動作を単に正しいフォームにするというのではなく、動作の「機能」を見ていかなくてはいけないという事です。

特に、寝返りは起き上がりや、立ち上がりにつなげていく動作であるべきという事なのです。

◎寝返りの第1相

頭頚部のわずかな屈曲と回旋が生じ、上側の肩甲帯の前方突出とリーチが起きるまでの区間を指します。
運動の開始部位は頭頚部である。頭頚部の屈曲と回旋が動作に先行して起こります。
頭頚部の屈曲回旋に続き、上側になる肩甲骨が胸郭面上で前方突出し、上肢が寝返る側にリーチされます。

◎寝返りの第2相

上部体幹が回旋運動を始め、上側になる肩が下側の肩の上に配列されるまでの区間を指します。
肩甲骨の前方突出と上肢のリーチに続き、胸椎・腰椎が回旋し、体軸内で回旋が生じ上部体幹が寝返る方向に回転していく。
胸椎が回旋し始めるころから寝返っていく側へ身体重心を移動させるため、下肢が支持面を操作します。
体軸内の回旋は、上部体幹が先行して、下部体幹の回旋へと波及していきます。

◎寝返りの第3相

上部体幹の回旋に続いて下部体幹が回旋を始め、側臥位になるまでの区間を指します。
第3相の体軸内回旋は、第2相と異なる回旋パターンを呈します。
第2相の体軸内回旋は、固定された下部体幹に対して上部体幹が回旋します。一方、第3相になると回旋運動は逆転し、固定された上部体幹に対して下部体幹の回旋運動がおきます。
この回旋運動の逆転によって、先行した上部体幹の回旋に下部体幹の回旋が追いつき、側臥位が完成します。

(石井慎一郎:動作分析 臨床活用講座―バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践:2013)


※関連記事
関連:歩行分析・動作分析・姿勢分析のためのオススメ参考書

COMMENT - 0

WHAT'S NEW?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。