回復期病棟におけるカンファレンスの流れ~脳卒中

 24, 2013 18:58
カンファレンス

回復期病棟に入院される脳血管障害の方の入院期間は期限いっぱいの150日(5カ月)あるいは、180日(6カ月)となることが少なくありません。

一般的には、脳卒中の回復過程は、発症から180日まで麻痺の回復は進み、それ以降は安定し、後遺症はそのまま残ると言われています。

つまり、基本的には、予後が良ければ、期限いっぱいの入院し、麻痺をできるところまで回復させ、退院まで動作獲得のための訓練が必要となってくるのです。

その入院期間の途中で定期的にカンファレンスを行い、病状の状態や、今後の方針などを話し合っていきます。

チーム内で意見を統一させ、患者さんに一番良いアプローチを検討していくのです。

カンファレンスではどのような内容の検討事項があるのか?また、どの時期にどのような話し合いをするのか、大まかな流れを書いていきます。

◎入院時カンファレンス
・予後を予測
・評価内容と目標設定
・退院後の生活スタイルの検討
・退院までのタイムスケジュールの明確化
・リハビリテーション実施計画書の作成

◎1カ月カンファレンス
・再評価と目標の再検討
・リハビリテーションプログラムの再検討

◎2カ月カンファレンス
・病棟ADLの同時評価
・再評価と目標の再検討
・リハビリテーションプログラムの再検討
・リハビリテーション実施計画書の作成

◎3カ月カンファレンス
・試験外泊の検討
・福祉用具などの提案
・再評価と目標の再検討
・リハビリテーションプログラムの再検討
・リハビリテーション実施計画書の作成

◎4カ月カンファレンス
・家族への介護・介助指導の検討
・福祉用具などの提案
・住宅改修の原案作成
・家屋調査の実施
・再評価と目標の再検討
・リハビリテーションプログラムの再検討
・リハビリテーション実施計画書の作成

◎5カ月カンファレンス
・試験外泊を行っていく
・リハビリテーションプログラムの再検討
・リハビリテーション実施計画書の作成

◎6カ月カンファレンス(退院前カンファレンス)
・退院へ向けての最終確認
・維持期リハビリテーションへの情報伝達
・家屋状況、サービス利用の確認
・自主訓練、生活指導の確認
・リハビリテーション実施計画書の作成


以上となりますが、これはあくまでリハビリテーションサイドの検討事項ですので、Nrs・Dr・MSWなどの検討事項は別となります。

適切なタイミングで、適切な提案をし、リハビリテーションを円滑に進めていくことが大切であると思われます。


(丸山 仁司,黒澤 和生,望月 久,竹井 仁,網本 和:評価から治療手技の選択 中枢神経疾患編 (考える理学療法):2006)


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