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筋力低下の原因

 26, 2013 00:29
臨床所見で圧倒的に多い「筋力低下」です。

では、我々は、筋力低下に対してちゃんと正しくアプローチできているんでしょうか?

常に、原因を明確にし、適切にクリニカルリーズニングできているんでしょうか?

理学療法を行う上で、一番の基礎ですが、少しでも疑問に思った時は原点に返り見直してみることも必要になってくると思います。

そんなときに読み返すのは、やはり市橋先生の参考書ですね!

まず、筋力低下の原因ですが、筋力低下は主動作筋の神経性要因と、筋委縮の2つの原因が考えられます。

さらに、主動作筋以外の原因としては拮抗筋の過剰収縮固定筋の筋力低下の可能性があります。

※神経・筋病変(脳卒中や筋疾患)など、外傷によっても筋力低下は起こってはきますが、ここではないものと考えます。




◎主動作筋の神経性要因

・大脳の興奮水準の低下
廃用や加齢の原因によって、大脳の興奮水準は低下し、活動に参加する運動単位数や、発火頻度が減少し、発揮できる筋力が低下します。これは、自分の臨床でですが、このような方には筋トレの時は「ハイ!蹴って!!、ほら伸ばして!!」などと非常に大きな掛け声をして、興奮水準を上げるようにしています。

・痛み
OAなどによって生じる場合だと、筋力発揮する時に大きな関節圧迫力が加わり、痛みが生じ、筋力発揮を抑制する。

・関節の腫脹
例えば、膝関節の関節水腫が起こると、大腿四頭筋の筋活動に対して抑制がかかり、筋力低下が起こります。関節穿刺(膝の水を抜く注射→Dr.が行います)にて水腫を除去してから、筋力トレーニングを開始した方がよいです。

◎主動作筋の筋萎縮

筋萎縮により、筋力低下が起きている状態であり、筋萎縮のみの原因で筋力低下が起こっている場合だと、固有感覚の低下は起こりません。筋トレとしては最大反復法が適応となります。

◎主動作筋以外の問題

・拮抗筋の過剰収縮
特に高齢者や、術後患者に多く見られます。過剰収縮筋の緊張を落とし、反復練習(運動学習)が必要です。

・固定筋の共同運動障害や筋力低下
最大筋力発揮時には、その筋の起始部が固定されていないと、十分に筋力が発揮できません。
この場合は、固定筋の筋力トレーニングを行う必要があります。


(市橋則明:運動療法学―障害別アプローチの理論と実際:2008)


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