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立ち上がり動作のシークエンスと動作分析

 26, 2013 22:06
立ち上がり動作は日常生活においても、非常に重要な動作であり、ベッドから車いすへの移乗や、トイレへの移乗などADLの自立に向けて必須の動作になってきます。

立ち上がり動作のシークエンス

◎第1相

座位姿勢~殿部離床までの間の区間を指します。
股関節は、頭部は足指よりやや前に出るまで屈曲を続け、下肢は荷重の準備のため、大腿四頭筋や大殿筋、ハムストリングスの緊張が高まり、下腿がまっすぐ床面に配列されます。左右の下肢は、対称的な角度になります。

◎第2相

殿部離床~足関節が最大背屈位までの区間を指します。
股関節の屈曲が制動されるタイミングで膝の伸展が起こり、殿部が座面から離床します。この時に足関節の背屈角度が最大となります。左右の足底は全面接地し、踵でしっかり荷重した状態になります。

◎第3相

足関節最大背屈位~股関節伸展終了までの区間を指します。
殿部が浮いて両足部で囲まれた狭い支持面内を重心線が通るようになってから頭部と殿部の両体節部位が同時に重心線に近づく方向に移動して身体重心の上方移動が開始します。股関節の伸展が始まってから膝関節が伸展します。

以上が、立ち上がり動作の流れになりますが、動作分析をする際には、どの相でどのポイントを確認しながら見ていくのかをはっきりさせなければいけません。

◎第1相のチェックポイント

・安静座位から骨盤前傾し、体幹がしっかりとした坐骨支持の直立姿勢になっているのか?
・足部が前方を向き、下腿が床面と直立になるように位置しているか?
・股関節の屈曲による骨盤の前傾により身体重心がまっすぐ前方加速しているか?
・左右均等に下肢にウエイトがのっているか?重心移動はまっすぐ前方に移動しているか?
・左右の下肢は、対称的な角度か?
・上肢で何かにつかまったり、過剰努力が起こっていないか?

◎第2相のチェックポイント

・下腿が前方に傾斜して、膝が前に出ているか?
・ウエイトを前方移動させながら、上肢に頼らず動作が行えているか?
・骨盤の傾斜はないか?
・左右の下肢のウエイトは均等にかかっているか?
・ウエイトはまっすぐ前方に移動しているか?
・足底が全面接地しているか?踵が浮いていないか?
・上下肢の連合反応は出ていないか?
・股関節が内外旋していないか?下腿は垂直に保てているか?
・頭部・体幹のアライメントは適切か?

◎第3相のチェックポイント

・股関節、膝関節、足関節の伸展のタイミングは適切か?左右差はどうか?
・重心の上方移動は安定しているか?
・左右のウエイトの偏移はないか?
・連合反応は起きていないか?
・骨盤の位置はどうか?
・股関節は内外旋、内外転中間位となっているか?

(石井慎一郎:動作分析 臨床活用講座―バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践:2013)


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