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脳卒中後の合併症とその予測

 09, 2013 20:56
脳卒中は発症後は基本的には予後が良好な疾患とは言い難く、経過中には様々な合併症を生じます。

直接的に合併症が生命予後に影響するだけでなく、impairmentレベルで悪影響を与えるため、合併症に対する予防策を病棟内で考える必要があると思います。

○合併症を生じる頻度(N=279:急性期脳卒中症例) 
 ・95%の症例で少なくとも1回の合併症を発生している。
 ・32%では重大な合併症を発生している。
 ・3カ月の時点で死亡していた症例は14%であった。

(Johnston KC,et al:Stroke29,1998)



○脳卒中症例に生じやすい合併症
脳に生じる合併症 
 ・脳卒中再発
 ・出血性梗塞
 ・脳血管攣縮(SHA後)
 ・水頭症
 ・意識障害
 ・痙攣
 ・うつ傾向
脳以外の臓器の合併症 
 ・深部静脈血栓症
 ・肺塞栓
 ・虚血性心疾患
 ・不整脈
 ・感染症
 ・発熱
 ・肩手症候群
 ・起立性低血圧
 ・消化管出血
 ・悪心・嘔吐
 ・便秘
 ・脱水
 ・電解質異常
併存疾患による合併症 
 ・不整脈
 ・心不全
 ・糖尿病
 ・腎不全
 ・変形性膝関節症
 ・肩関節周囲炎
 ・変形性脊椎症


病棟でも脳卒中の再発も起こりうることであり病棟内でも水分摂取を十分に行っているかリハサイドも確認していく必要があると思います。

頸動脈雑音の聴取によって動脈硬化の有無や程度などをある程度知ることができます。頸動脈雑音を予測因子とし、心筋梗塞や心原性脳梗塞の症状があればすぐ報告できる体制を整えておくことも重要になってくるかと考えます。

脳卒中後の肺炎も多く見られており、肺炎は死亡の原因となることもあり、非常に注意が必要であると思われます。


○脳卒中症例において肺炎を予測する因子
・65歳以上・・・1点
・構音障害もしくは失語症・・・1点
・mRSが4点以上・・・1点
・AMTスコアが8点未満・・・1点
・水飲みテストでの異常・・・1点
※合計点にて肺炎のリスクを予測する。5点満点であり、高得点ほど肺炎のリスクが高い。2点以上を肺炎のリスクありとしてスクリーニングすると、感度90.9 特異度75.6であったとしている。
※AMT:Abbreviated Mental Test

(Sellars C,Bowwie L,Bagg J,et al:Risk factor for chest infection in acute stroke,2007)



肺炎が予測される方においては嚥下評価に基づいた食事形態の調整や摂食指導を行い、誤嚥性肺炎の発症を予防する必要があると考えます。リハ中も、SpO2のモニタリングなど行い、注意してリハ行う事が重要だと思われます。

痙攣に関して、リハ中に生じるものは死に至るものは事態になるものは少ないが、転倒・転落の危険につながるため、注意が必要かと思われます。


 

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