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座位能力からみた適切な車椅子の種類の判断

 08, 2013 21:41
臨床の場面では患者さんに、端座位保持を行っていただいて、大まかにこのタイプの方にはこの種類のタイプの車椅子が合っているだろうと判断していきます。

もちろん、併存疾患や変形の程度により、例外もありますが、おおよそこのような判断ができます。

まず、患者さんをプラットホームマットなどの沈み込みの少ない台の上に端座位をとっていただきます。

この時、足底面はしっかり床面を支持できている位置に置きます。

これにより・・・

①手の支持なしに座位保持可能
②自分の手で支えれれば座位保持が可能
③体幹の支持がなければ座位保持ができない

のいずれかに分類されます。

①手の支持なしに座位保持可能

この場合は、瞬間的に両上肢を上げて座位保持が部分的に可能という事ではなく、端座位姿勢のままある程度の時間、安定して座位保持ができている状態を指します。つまり、体幹の抗重力伸展活動が十分に行えているかどうかを評価するという事がポイントになってきます。

この状態で座位保持が可能な方は、身体寸法と用具の寸法に適合していることと、座面の圧力分散が適切にされていれば、標準型の車椅子で十分であるという事になってきます。

②自分の手で支えれれば座位保持が可能

この場合は、片手あるいは両手を座面につくことで安定して座れている状態を指します。また、これも手の支持があれば瞬間的に座位保持ができるというものではなく、ある程度の時間安定して座れていることが条件になります。

この場合の患者さんは、食事などの上肢活動を要求する場面で困難となっている場合が多いです。

この分類の対象者の方が座位保持をとるために、バックサポートやクッションの装着、適切に抗重力伸展活動を促すためにシート角や、バックサポート角の調整ができるモジュール型の車椅子などが必要になってくると思われます。

③体幹の支持がなければ座位保持ができない

この状態は、体幹や頭部の支えがなければ、座れない状態です。こういう方は、起居動作に関して全介助に当たることが多いと思われますが、できるだけ、体幹・頭頚部の支持力を引き出しつつ、保持がしっかり行える状態にしていくことが大切になってきます。

車椅子のタイプとしてはティルト機構や、リクライニング機構を活用していく状態であると考えられます。


(光野 有次,吉川 和徳:シーティング入門―座位姿勢評価から車いす適合調整まで:2007)


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