プッシャー(Pusher)現象を示すケース

 30, 2013 23:56
立位時や座位時に非麻痺側上下肢で押すことによって麻痺側の方に突っ張って傾き、非麻痺側に戻ることができない状態をプッシャー(Pusher)現象といいます。教科書でよく出てきますね。脳血管障害の患者さんで、この症状を呈している方を臨床上見ることがあります。

上肢のプッシャーに注目しがちですが、下肢が突っ張り麻痺側に倒れる事が多いです。

プッシャー現象の原因としては、非麻痺側の緊張が高く、うまく協調的な運動ができないために起こる場合が多いです。

プッシャー現象 図 ブログ用

下肢のプッシャーは立位・歩行の問題となりやすいです。

治療として、非麻痺側上下肢の協調性トレーニングを行う事でプッシャー現象が減少する場合があります。

下肢の協調性トレーニングは臥位で股関節の内外転・内外旋、膝関節の屈曲・伸展、足関節の底屈・背屈をactiveで繰り返して反復していきます。

下肢のプッシャーが強い場合は座位保持で床に足をつけないようにし、座位での運動療法(非麻痺側への荷重)を行っていくことが重要と思われます。

プッシャーの運動療法の図 ブログ用


(武富由雄、市橋則明:理学療法プログラムデザイン―ケース別アプローチのポイントと実際;2009)



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