最終域感(end-feel)の感じ

 09, 2013 22:17
end feel ブログ用

学生時代、授業で関節可動域制限についてこんな制限ありますよとざっくり教えられていましたが、実際良く分からないまま臨床に出て、なんとなくの判断で行っている人も少なくないのではないかと思います。

やはり、触れた時の感覚は文章で表そうと思うと難しく、患者さんによって制限因子の問題が複合的な要素になっている事も多いため、判断の難しい所かと思います。

臨床に出てからは、エンドフィールを感じて、これが何の制限因子なのか判断していかなくてはいけません。

○最終域感

正常

・軟部組織性・・・やわらかな抵抗感(例:膝関節の屈曲など)
・筋性・・・ゴムを引っ張るような弾力のある抵抗感(股関節伸展位での膝関節屈曲など)
・関節包性・・・ 皮を引っ張るようなじわっとした遊びのある抵抗感(手指のMP関節の伸展など)
・靱帯性・・・関節包性と同様、遊びの幅が関節包性より縮小している(前腕の回外など)
・骨性・・・弾力性がなく、突然起こり、その後は不動となる(肘関節の伸展など)


異常

・軟部組織性・・・何かが介在している感じがする(原因:浮腫・骨膜炎)
・筋性・・・弾性の増大(筋の短縮)、運動が突然停止するような硬い痙攣終末感で痛みを伴う(筋スパズム)
・関節包性・・・通常制限されない角度でのゆっくりした伸張で少し延長する(関節包の短縮)
・靱帯性・・・関節包性と同様、ゆっくりとした伸張で若干延長する感じがある(靱帯の短縮)
・骨性・・・骨の軋轢や制動で痛みを伴う(骨折、遊離体、変形など)
・虚性・・・疼痛により終末位に至る前に無抵抗に運動が妨げられる(関節包外の原因)


(柳澤健:運動療法学 (理学療法学 ゴールド・マスター・テキスト 2).2010)

 
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