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狭心症に対するリハビリテーション

 14, 2014 20:58
心臓

狭心症に対するリハビリテーションは、「心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン(2012)」で、狭心症状を改善させるとして推奨されています。

さらに心臓リハは、心筋梗塞に限らず、不安定狭心症や安定狭心症、冠動脈インターベンション後、 冠動脈バイパス術(CABG)後や心不全など様々な心臓疾患において有用で効果的であるとされています。

しかし、狭心症の心臓リハに関しては、明確な運動プログラムはないというのが現状です。

理学療法の現場でも、狭心症を合併し、そのために運動後に「つかれました。」とか「胸のあたりが苦しいです。」など胸部症状がでて、なかなかリハビリが進まないという事がよくあると思います。

運動療法を適切に行う為に、何のために運動療法を行うのかをはっきりさせ、狭心症の状態を評価し、運動プログラムを組んでいくことが臨床では大切になると思います。

狭心症に対する心臓リハの効果としては、以下の項目が挙げられます。

①運動耐容能の改善
 狭心症患者に対して運動療法を行う事で、狭心症発作回数が減少すると言われています。運動療法によって、末梢の骨格筋が強化されることによって、虚血閾値が高まり、狭心症発作を軽減させます。また、血管拡張能の反応改善によって冠動脈灌流が良くなり、運動耐容能を改善させると考えられています。

②不安定プラークの安定化
 動脈硬化には炎症反応が影響を及ぼしている事が報告されています。運動療法によるメタボリックシンドロームやインスリン抵抗性の改善が炎症反応の抑制に働き、冠動脈硬化病巣を安定化させ、プラーク破綻を防止し、急性冠症候群を防止することが考えられています。

③血管拡張能の改善

以上の心臓リハの効果を理解し、狭心症の運動療法プログラムを立てていきますが、「心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン(2012)」に基づいて設定していきます。

運動強度は、虚血所見が出現する80%程度を上限とし、ATレベル、Karvonenの式、自覚的運動強度:Borg指数11~13を目標とします。

Borg指数 ブログ用

運動内容としては、持久運動をメインに行い、ストレッチング、レジスタンストレーニングなども含め、運動耐容能の60%以下で虚血徴候が出現しない強度であれば、他の運動や軽いスポーツなども良いとされています。

ただ、不安定狭心症は運動療法を禁忌とすべきです。特に、悪化型で48時間以内に安静時狭心症が頻発するものについては、心筋梗塞へ移行する確率が高いため、必ず薬物、あるいは冠動脈インターベンション(PCI)などを施行して安定化を待ってから運動療法に入らなければなりません。

(上月正博:心臓リハビリテーション:2013)


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