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脳卒中患者に対する静止立位への介入(肩装具の処方)

 18, 2014 21:00
脳卒中患者さんの病態は本当にさまざまであり、軽度の麻痺の方もおられれば、重度の座位すら困難な麻痺を呈している方までおられます。

今回は、機能回復に期待ができる回復期での、脳卒中の運動療法の治療介入について記します。

回復期における脳卒中の運動療法のポイントは、「正しい姿勢・運動機能を再学習する」ということになります。

つまり、姿勢・運動の誤った治療介入や、不適切な環境によって生じる過緊張・痛みなどの二次障害予防して、可能な限り神経機能の回復を理学療法士が促していかなければなりません。

まず、病態レベルとして、上肢支持にて端座位がなんとか保持可能な方ですが、理学療法での訓練では座位訓練に並行して立位訓練を行っていきます。

なぜかというと、立位の方が骨盤を前傾しやいと同時に、下肢からの抗重力刺激が網様体脊髄路を刺激し、脊柱の抗重力伸筋活動が賦活されます。そのために、運動学的にも神経科学的にも体幹の伸展機構を促しやすいからなのです。

脳卒中の発症後から、とにかく座って・立ってという練習を早期から開始していくのはこのためです。

立位の治療介入では、セラピストの徒手によるコントロールでは限界があるため、装具(上肢装具や下肢装具など)を使用してアライメントを整え、脊柱垂直保持を再学習していくようにしていきます。

臨床の現場では、上肢に重度な麻痺を呈している方がおられると思います。麻痺側上肢の重みによって脊柱の垂直保持を阻害している場合には、肩装具を装着してアライメント矯正することが好ましいと思われます。

下図は脳卒中患者によく見られる静止立位で、肩装具を装着することでアライメントの修正が行えている図です。

脳卒中患者の立位アライメント介入 ブログ用

介入の順序としてはこのような静的立位保持の訓練を行ってから、動的立位保持の訓練に移っていきます。

動的立位保持はADL動作に直結しているため、ADL場面を想定して訓練を行います。

(原 寛美,吉尾 雅春:脳卒中理学療法の理論と技術:2013)


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